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前回の「家の喪失感」に続けて、今回のタイトルでのそのことを書き始めようと
していたんだけど、そこで途切れたまま 早くも1週間以上も経ってしまった。
ブログを書かない日々のサイクルにもすっかり慣れてしまって、他のことに
頭がとられて忘れてしまう始末 何せ2年以上も放置状態だったわけだからね。
禺画像]ま〓ね、そもそもどうでもいいような私のブログなんですけどね、
行き場やり場のない心の置き場としてブログを始めて10年続けてきたんだし
せっかく再スタートしたんだからさ ここら辺で更新しよっね!
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「前夫」と言っても戸籍上の事で、夫婦と言う感覚は程遠く、あくまでも
自営を共有した仕事上の同志として同じ釜の飯を食った仲の関係で成り立っていた。
そう言った意味では見せかけの夫婦関係よりも深い絆で繋がっていたのかもしれない。
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モノづくりをこよなく愛しその情熱が命の原動力になっていた「前夫」の人生だった。
闘病中も自分の道具の整理を兼ねて務めていた会社に通っては、何か造る事で、
手を動かし集中するその間は心身の苦痛を紛らす事が出来た。
そんな「前夫」の弱点をあえて今の時代にそって言ってしまえば、
デジタル社会のツール操作に極端に苦手意識を持っていたアナログな人だったこと。
そもそも覚えようとする気がさらさら無く進化していくデジタル化に馴染めず
誰もが普通に使用する連絡ツールの携帯メールでさえ拒絶するって感覚。
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モノつくりの根源は、本来アナログ感性が際立っていないと良いモノも出来ない
んではないだろうか。
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そんなことなので、「前夫」と連絡を取る手段は電話だけだった。
パソコン通信出来ればどんなに便利かとつい思ってしまうけど、パソコンや携帯
がない頃の時代を送ってる世代だから ま、想像力を働かせば良いだけのことかな。
2020年の暮れごろ、
ビックリしないで聞いてね このオレがね 癌の宣告受けたよ 笑っちゃうでしょ
禺画像] 相棒に「前夫」のその病気の事を話すと、
出来るだけの事をしてあげなさいと涙を流しながら言う相棒のピュアな人柄を改めてみた。
私に出来る事と言ったら毎日欠かさず電話をすることだけだった。
その時々の調子を伺いながら5分でも時には1時間近くになることもあった。
2021年2月に手術が予定された
お腹を開けたけど手がつけられなくて閉じて終わったとのことだった。
ステージ4だったらしいが、その時そのことは私には告げなかった。
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身寄りのない「前夫」 いよいよで入院する前まで自分で用をすませていたこと
闘病する前まで働いていた美術造形会社へ通って自分の物作りを楽しんでいたこと
冗談を言ったりとその元気そうな様子に、ちょっとした周りの仕事仲間は本当に
病気なの?って言われていたそうな
2021年の暮れ頃になると、毎日一定の時間に激痛が襲うようになっていた。
聞いているだけで、どうする事も出来ず辛くなるような状況にあった。
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