重度の認知症でも、母のすっごいとこ
2018-05-22


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昨年4月に一時帰国した頃には、まだ車椅子で過ごすことはありませんでした。

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昨年からの一年の流れで、母の身体機能も随分と落ちてしまい、

ほぼ全介助になっているようです。

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しかし不思議なもので、 お腹の底から声を張り上げるように、

独語を繰り返し繰り返し言うパワーがまだあります。


最も盛り上がるサビの部分が、かなり気合いのはいった声で、

”ばあちゃんが”なんとかかんとかで、やっちゃったあー!と、

何を言っているのかよく分かりませんが、一応ストーリーになっているようです。

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スカイプしていても、興味が持てないテレビの画面が流れている感覚なのか、

ここ半年くらいは、お母さんと、どんな風に声をかけても反応してくれません。

前は画面に映る私を見ては、この人誰かしら、何か言ってますが、、ってな

具合で若干の反応はあったんですが、今では独語の世界に入って止まらず、

横で声を張り上げているので聞き取りにくいのですが、担当したスタッフの人が

報告してくれる近況を聞きながら車椅子に乗った母の様子を見ています。

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今では簡単なことの会話も出来なくなってしまった母ですが、食事介助やお風呂、

トイレの介助のたびに欠かさず、いつもありがとうございますと、感謝の気持ち

を言葉にするそうです。重度の認知でも、人様にお世話になっていることを

何となく分かっているからこそ出てくる言葉だと思います。

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人様への感謝の気持ち、人への優しい思いやり、そういった本質的な母の人格、

重度の認知症になっても、失わず持ち続けられるのはすっごいとこですね。

そんな母を誇りに思います。

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毎年、一時帰国する一番の理由は母と会うことです。


92歳になる母ですが、元気でいてくれることに感謝したいと思います。



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